[本]出社が楽しい経済学2
テレビでやっていた「出社が楽しい経済学」の本の2冊目を読みました。
1冊目は12個の経済用語でしたが、2冊目は8個の経済用語について書いてあります。
今回は数が減ったなぁと思いましたが、少し読んでいてびっくりしました。
なんと、1冊目のキーワードすべてについて1ページずつで紹介してあるのです。
あとで読み返す時はこの2冊目だけで20個の経済用語を振り返れそうです。
今回の本の中から経済用語「コミットメント」を紹介します。
これは「意図的に選択肢を限定すること」です。
本では「パンの値下げはしません」と貼紙を出したパン屋さんを紹介しています。
「パンの値下げをする」という選択肢をなくしたわけです。
パン屋さんは閉店間際に半額にして売り切ることがありますが、
それを「知っているお客さん」は、その時間まで待って半額で買うようになります。
それを「知らなければ定価で買ったお客さん」も半額で買う可能性があります。
貼紙をすることで「このお店は常に定価」となり、待たずに定価で買ってもらえます。
もちろん、買わない人もいますし、売れ残りが出る可能性もあります。
本の例で出てきたパン屋さんは、翌朝に店内でドリンクを注文してくれたお客さんに
売れ残りのパンをサービスで提供するという対策をしていました。
もちろんすべてのパン屋さんがこの方法がベストということではありませんが、
わかりやすい「コミットメント」の例だと思いました。
最近うちの近くにパン屋さんがオープンしたので、この経済用語をチョイスしました。
夜にパンをかかえて時間待ちをする人のいる、半額になるパン屋さんもあったりします。
他の経済用語についても事例をあげてわかりやすく説明されています。
自分のまわりでありそうな身近な話が多いので、
私みたいな初心者向けの経済学の本としてはすごくいいと思います。
1冊目もおすすめですが、2冊目も読んでおくといいと思います。