[本]決断する力 / 猪瀬直樹
東京都の副知事、猪瀬直樹さんの『決断する力』を読みました。
東日本大震災の話を中心に東京都、特に猪瀬さんの行動を中心に書かれています。
私達があたふたしていた時、猪瀬さんがどういう行動をしていたか、
石原都知事はどんな決断をしたか、など知らなかったことがたくさんありました。
都知事選挙の時には石原都知事の仕事ぶりはまったくといっていいほど知りませんでしたが、
これを読んで『実はすごい人かもしれない』と思いました。
ツイッターについて、
『普段から使っているからこそ、危機が発生したときも自分で動ける』
まさにそうですね。普段使っていないサービスは、緊急時にも使えないと思いました。
「必要な時に調べればいいや」と思っていたら「調べられる環境がない」となるかもしれない。
『「◯◯局報告」という体裁でツイートすることで、たしかに根拠のある情報
だということを伝えたつもりだ。』
どこから発信された情報というものがあると、本当の可能性が高いと思います。
文章などでよく言われる【5W1H】があるかどうかが大事だということです。
余震が多かった頃に奈良巧さんが、
『地震の震度をツイートするなら場所を書かないと意味がない。』
という内容のツイートを何度かしていたのを思い出します。
『あらゆるリスクを「想定外」とする社会から、起こり得るリスクを「想定」する社会へ』
この本で伝えたいことはいくつもあると思いますが、
私はとってはこれについて日々考えることが大切だと思いました。
災害のような大きいものだけでなく、仕事のことでもそうですし、
普段の生活での細かいことについても。
考えることはいくつでもありそうですね。